月別アーカイブ: 2018年7月

飲食店 定額制サービス好調

コーヒーが月三千円で飲み放題、ステーキが月7万円で食べ放題、飲食店にこんな定額制サービスが増えてきた。期間に応じて料金を支払う「サブスクリプション」と呼ばれるモデルだ。 お得感によって利用者を囲い込む狙い。居酒屋などを展開するアンドモアは、定額飲み放題サービスを二月から始めたところ、売り上げが増加し、客数が増えたと話す。 客は、飲み物にかけるお金を食べ物に回し、注文数を増やしたり、より高価なメニューを注文する傾向があるという。 (朝日新聞 2018/7/11)

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LINE、銀行を超えるか

電子メールより簡単に連絡を取りあえる対話アプリで名を知らせた「LINE」が銀行への道を走り始めた。電子サービス「LINEペイ」を今後三年で拡散させる計画を打ち出した。全国どこでも24時間365日手持ちのスマートフォン(スマホ)で送金ができる。銀行と系列にクレジットカード会社が手数料で稼ぐのとは異なり、LINEは決済で得られるデータや顧客情報を収益につなげ、手数料は無料だ。手数料を払う習慣が崩れれば、既存金融は追い込まれる。またLINEのような無料サービスはATMなどの銀行の巨大インフラを陳腐化させる威力を持つ。一方、安全性、金融機関と提携せざるを得ない点などの課題は多く、無料対話アプリの成功体験が金融に (日本経済新聞 2018/7/10)

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【書評】衣料と繊維がわかる

「衣料と繊維がわかる」日本化学会 企画・編集 2011年発行 本書は天然素材の活用から始まり、近現代の化学繊維の発明や、ナノ技術を始めとする飛躍的な進化を続ける繊維と衣料を取り上げている。 第1章「繊維と衣服について」では衣服の歴史、天然繊維、化学繊維、無機繊維について、第2章「暖かい衣服、涼しい衣服」では衣服内気候という考え方、薄くて軽いのに暖かいウェアについて、第3章「しわになりにくい衣服」、第4章「シルクライク(絹の風合い)な繊維」と第5章「ウールライク(羊毛の風合い)な繊維」では天然繊維を模倣した合成繊維について、第6章「レザーライク(皮革の風合い)な衣服」、第7章「自然の機能・構造を模倣した繊維」では日本独自の新合繊、植物や動物に学んだ繊維について、第8章「進化し続けるスポーツウェア」、第9章「健康と衛生をサポートするウェア」、第10章「医療の現場で使われる衣料」、第11章「水蒸気を通して水を防ぐ衣服」、第12章「大量の水分を吸収する紙おむつの不思議」、第13章「ナノテクノロジー導入が本格化」では合成繊維のナノテクノロジーについて、第14章「常識を超えた強度を持つスーパー繊維」では高機能、高性能を持つスーパー繊維は耐摩耗性、耐熱・防火性など様々な面で優れ活躍しているとまとめられている。 今回は、衣料と繊維の関わりが書かれている本を読みたいと思いこの本を選んだ。ユニクロのヒートテックは東レと共同開発した繊維から作られているもので、発熱・保温だけでなく抗菌防臭、静電気防止などの機能も併せ持つ高機能衣料品である。日本の繊維メーカーが得意とする高機能の衣料は今後も大きな可能性を持つものであると書かれており、より豊かな衣料を期待したいと思いました。

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119番通報の外国語対応

訪日外国人客の急増を受けて、外国語で119番通報できる地域が増えつつある。119番通報の多言語対応とは、民間の通訳業者を活用し、消防署、コールセンター、通報者の三者で同時に会話できるようにし、通報内容を確認するというものだ。また、新たな機器整備は不要で、経費は通訳業者との契約だけで済むという。2017年12月時点では約25パーセントが多言語対応を導入しており、総務省消防庁は東京五輪、パラリンピックまでに100パーセントまで引き上げる考えだ。 7月4日.14面  日本経済新聞

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精神疾患による労災認定の増加

厚生労働省が6日発表した2017年度の労災補償状況によると、仕事が原因でうつ病などの精神疾患にかかり労災認定を受けたのは、1983年度の統計開始以来、506人と過去最多となった。労災認定を受けた人の精神疾患の発症原因では、上司とのトラブルや嫌がらせなど、対人関係によるものが目立った。厚労省の担当者は、ストレスチェックを活用するなどし、職場環境の改善につなげたいとのことだ。また、労災認定を受けた人の三割が、月の平均残業時間が100時間を超えており、今国会で成立した働き方改革関連法による残業時間の制限などの効果が期待される。 7月6日.10面.日本経済新聞

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豪雨被害、農作物にまで

西日本を襲った記録的な豪雨は被災地の農作物に甚大な被害をもたらしている。被災地である福岡県ではネギより小さく薬味などに使われる事が多い小ネギの栽培が盛んであるが、その小ネギも甚大な被害を被った。JA筑前あさくら(福岡県朝倉市)の担当者は今回の豪雨で出荷量が通常より2~3割程減ると話した。また今出回っている農作物だけでなく秋ごろ収穫・出荷される柚子やみかんなどの果物は果樹が傷ついた事により正常に生育されない可能性も出ている。豪雨による被害の爪痕はとても大きい。 (2018年7月10日 日本経済新聞 10面)

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中古スマホ流通促進へ

中古スマホの業界団体、リユースモバイル・ジャパン(RMJ)は6日、総務省などと中古スマホ流通に関する検討会を立ち上げたと発表した。中古スマホの品質の査定や流通経路を明確にする内容のガイドラインをまとめる。日本では中古スマホの取り扱いについてあまり馴染みが無く、新品のスマホの需要がとても強い。「個人情報はちゃんと消去されているのか不安」という声も強く、流通を拡大させるためにはこうしたユーザーの不安や疑問点を解消する事が大きな課題となる。 (2018年7月7日 日本経済新聞 10面)

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FinTech

FinTechとは多様な要素が含まれた幅広い概念を持つ言葉であり、そのため新聞記事などを読んでも、「FinTechとは何か」がいまひとつわかりにくくなってしまっている。新しいテクノロジーを指すのか、それとも斬新なビジネスモデルで金融サービスを提供するベンチャー企業を指すのか、など。そこで本書はこのような「FinTech」の多様な要素を段階的に理解するため以下全6章で構成されている。 第1章「FinTechが注目される理由」ではFinTechの登場背景や注目される一因となった業界の特徴などを説明。第2章「進化するFinTech」では40年前から存在する「FinTech」という言葉が時代と共にどう変化してきたかを述べる中でそれぞれの段階での主要プレーヤーを整理している。第3章「いま何が起こっているのかを押さえておこう」においてはFinTechがもたらすものを「金融のデジタル化」という観点で整理し、第4章「金融ビジネス・実務への影響」で既存の金融ビジネスモデルに与える脅威を解説している。脅威をだまって見過ごすわけにはいかず、対抗するために何をすべきか。第5章「FinTechにどう向き合うか」は金融機関と、そのベンダー、そして規制や法制度を司る政府や行政機関などが現在どのような対応をとっているのか、また将来的にどのような対応を検討すべきか述べている。そして、第6章「さらに進化するFinTech」では、現在活発に研究開発が行われる技術が将来的にどのような影響を与えるのかを予想し、我々の生活を作り変える可能性についても言及し締めくくっている。 今まで参考にしてきた文献と大差ないものだと最初こそは感じたものの、金融機関の取り組みを交えながらの解説であったためより具体性の高い解説書であった。やはりこれからの時代、スマホは1人1台がベースとなり、それらを活用してビジネスへと発展させていく必要があると感じた。特に本書の中でも触れられていた「ライフログ」には高い関心を持ち、これから理解を深めていきたい。現段階で言えることは、この先スマホからの情報提供が企業にとっては大きなカギとなるということだ。そして、もちろんそこには法規制との議論もあり課題は山積みではあるものの、経済の転換点に立ち会うことになるのは間違いない。これから卒業論文を執筆するにあたり、金融機関との関わりを学びFinTechの未来を考えることができたことから、良い土台固めの一冊となったと感じている。(969字)   FinTech 著者:柏木亮二2016年8月 日本経済新聞出版社

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2018年度夏ゼミ合宿

日程:9月10日(月)-9月12日(水) 場所:マホロバマインズ三浦‎ スケジュール: 9月10日 15:00−17:00 第一セッション開始 一人一冊 本の紹介(中公新書・講談社新書・岩波新書・新潮新書・みすず新書のいずれか一冊)10分x9名=90分+α 9月10日 20:00-22:00 第二セッション(卒論アウトライン 30分x4名) 宮嶋 幸希 亀井 9月11日 9:00-12:00 第三セッション(卒論アウトライン 30分 x6名) 中村 和樹 脇嶋 牛込 9月11日 午後:学生プログラム 小島・田中・廉 担当 9月11日 夜:懇親会 小寺担当 9月12日 9:00現地解散

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小売業、AIを活用

小売り大手がAIを活用して競争力を高める。ヨーカ堂はAIによる需要予測の実験を始めた。一部商品を対象にNECや野村総合研究所など4社のAIを使い、精度の比較検証を進めている。各社のAIがそれぞれ発注数を予測し、実際の商品の売れ行きとの差を競う。それぞれのAIは売上や客数といった実績値とその日の天候などの要因を照らし合わせる深層学習を繰り返す。精度が最も高い企業のAIを採用する計画。他にも、ファミマは新規出店の可否判断にAIを導入した。人手不足や人件費の上昇に直面する小売業では生産性の向上が課題。AIを活用して生産性を高めたり売上高を伸ばしたりする取り組みが広がりそうだ。 日本経済新聞 7月1日7面

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