精神疾患による労災認定の増加

厚生労働省が6日発表した2017年度の労災補償状況によると、仕事が原因でうつ病などの精神疾患にかかり労災認定を受けたのは、1983年度の統計開始以来、506人と過去最多となった。労災認定を受けた人の精神疾患の発症原因では、上司とのトラブルや嫌がらせなど、対人関係によるものが目立った。厚労省の担当者は、ストレスチェックを活用するなどし、職場環境の改善につなげたいとのことだ。また、労災認定を受けた人の三割が、月の平均残業時間が100時間を超えており、今国会で成立した働き方改革関連法による残業時間の制限などの効果が期待される。

7月6日.10面.日本経済新聞

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