月別アーカイブ: 2014年6月

夢のエコ素材 実用化へ

2014年6月28日(土) 読売新聞夕刊1面  政府は成長戦略の一環として、次世代の繊維である「ナノセルロース」の実用化を盛り込むことを決めた。ナノセルロースとは植物の細胞壁に存在する細かい繊維のことだが、これを加工して板にすると、鉄鋼の7~8倍の強度で重量は5分の1しかない夢の素材となる。この繊維が実用化されれば、自動車部品や建材などの幅広い分野に応用が可能になる。また、原料が植物なので環境にも優しい。  実用化までは課題も多いが、政府は国内大手メーカーに呼びかけて研究会を発足させるなど、積極的な動きを見せている。

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農協改革 実効性カギ(やり直し)

2014年6月10日 読売新聞朝刊2面 近年、全国農業協同組合(JA全中)の地域農協の地域農協に対する一律的な指導権や多額な運用費を集める制度が問題となっている。これを受けて政府は地域農協の機種性向上のためにJA全中を廃止する規制改革案を提案した。しかし、これに対して農協の支持をうける議員が多い自民党は9日、異論を示した。具体的には組織の廃止ではなく新組織へと移行させ、規則などもJAグループに決めさせるというJAに配慮した案だ。だがこの案はJA全中に残る権限が強すぎる恐れもあるため、政府は反発している。

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アマゾン、スマホ参入 「ショールーミング」加速

2014/06/20 日経流通新聞 6頁 米アマゾン・ドット・コムは3次元(3D)画像表示・認識に対応したスマートフォン(スマホ)「ファイアフォン」の発売を発表した。米通信大手AT&Tが2年契約の場合199ドル(約2万円)で独占的に販売し、18日に予約受け付けを始めた。実際の店舗で商品にカメラを向ければ簡単に通販サイトに飛べ、価格を比較できる。スマホをネットサービスの窓口として使い、自社サービスへの囲い込みに生かす。将来的には日本など米以外にも投入する見通し。

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JR EUに市場拡大

2014年6月23日(月) 読売新聞朝刊1面 日本とEUのEPA交渉の鉄道分野の協議を巡ってJR東日本、東海、西日本の3社がEUに対して車両本体などの鉄道部品調達について市場拡大することを約束したことが分かった。 日本企業が鉄道部品調達の際、海外企業から輸入する割合は1割なのに対し、部品の海外輸出に関しては近年、市場拡大傾向にある。EUはこの状況に不満を持ち、日本に輸入に関しても市場を拡大するよう求め、JR3社と妥結に至った。JRにとっても、この妥結で自国企業と海外企業を平等に扱う姿勢を示すことで将来の海外展開に繋げる狙いがあると見られる。

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水素関連ビジネスに関する工程表が策定

2014/06/20 日本経済新聞 朝刊 5ページ  19日、経済産業省の有識者会議は燃料電池車などの水素関連ビジネスに関する工程表を策定した。また、日本は欧米に燃料自動車や発電所などの技術面で先行しており、燃料電池車の販売が本格化する2015年を「水素元年」として関連産業の海外進出も視野に入れる。  燃料電池車は今年末、トヨタから700万円前後で販売される予定で、政府の補助金を差し引いて500万円前後になる。高級車並の価格設定のため、まずは法人利用での需要を見込んでいる。また、2030年以降を目処に稼働を目指す大型発電所関連の技術では、川崎重工業や千代田化工建設などのプラント大手の技術に期待がかかる。  

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集合写真(1名欠席)

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ガソリン、上昇続く、店頭166.6円

2014/06/12 日本経済新聞 朝刊 19ページ 資源エネルギー庁が11日発表した9日時点のレギュラーガソリン店頭価格(全国平均)は、前週比0・6円高の1リットル166・6円だった。上昇は7週連続となる。 原油・為替相場とも動きは小さく、原油の輸入コストはほぼ変わらなかった。6月から原油コストをより反映しやすい値決め方式を導入したJX日鉱日石エネルギーを含め、多くの元売りは卸価格を据え置いた。 卸価格は横ばいだったが、今までの上昇分を遅れて販売価格に上乗せする動きが給油所に広がり40道府県で上昇。

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労働規制緩和 問われる実効性

2014年6月12日(木) 読売新聞朝刊11面 甘利経済財政相と田村厚生労相は12日、残業代0制度の対象者を「年収1000万円以上の高度な専門職」にすることを記した合意文書を首相官邸で取り交わした。政府は、労働時間を基準にしている今の評価制度は効率の悪い残業を助長しかねないと見て、今回の法案を提案した。しかし、この法案によって一般労働者が長時間労働を強いられる可能性もある。そこで対象者を年収1000万円以上の労働者に絞っている。しかし、国民からの反発や専門家からの様々な指摘がされており、有効な制度にするためには時間がかかりそうだ。

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世界最大級のメガソーラー、佐世保で

2014/06/13 日経産業新聞 11ページ 京セラ、九電工やオリックスなどは12日、長崎県佐世保市の宇久島に太陽光発電所を建設することで基本合意したと発表した。この発電所は、太陽光パネルを高所に敷き詰め、その下で農業ができる、「営農型発電所」とする予定だ。総出力は43万キロワットで、現在出力で国内最大の発電所の5倍超の出力となっており、世界でも最大級となる。2015年夏より建設を開始し、2017年には稼働する見込みとなっている。詳細な事業計画は未定で、今後詰めていく予定だ。

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格安・高額 どっちもヒット

2014/06/11 日本経済新聞 朝刊 3ページ 日本経済新聞社は2014年上期(1~6月)の日経MJヒット商品番付をまとめた。4月の消費増税で節約志向が高まり、シニアなどから支持を集めた「格安スマホ」が東の横綱に。一方で増税後も価値ある高額品は好調なため、「価値組消費」とくくり東の大関に選んだ。増税を賢く乗り切ろうとする消費者の選別眼が、格安と高額の両方でヒットを生んだ。4月の消費増税で消費の冷え込みが懸念されたが、落ち込みは限定的で回復の動きも出ている。

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