月別アーカイブ: 2012年7月

2012年 夏ゼミ合宿 担当本リスト

山本 生物学的文明論(本川) 平間 不都合なエネルギーの真実 丸島 心は遺伝子でどこまで決まるのか 高橋 原発のウソ 岡花 「第4の革命」が日本を変える 東 iPS細胞 青木 200歳まで生きる! ~ここまできた不老不死のテクノロジー~

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生物多様性の意義

  生物多様性は、人間が生活する上で必要かつ人間に利益をもたらす生態系サービスの重要な機能を担っているとい う点において、生物多様性を保全する意義があると思う。    そのためには高い生物多様性が求められる。例えば、医薬品など、現時点では発見されていない有用な資源が生態系に含まれている可能性があるため、生物が多様であることに価値があるという考え方もある。    だが、生物多様性が特に必要ないようにも 思われる生態系サービスも存在する。例えば、燃料にする樹木であれば多様な種は必要ない とも考えられるし、水の涵養を求められている森林においても、生物多様性が低くても水を涵養することは可能だと考えられる。しかし、多面的な視点から見れば、やはり 生物多様性が高いことが必要だといえよう。 上記の例でいえば、樹木の多様性が低いと、 災害が発生した場合や、外来種、病原菌が侵 入してきたときに、樹木全体に壊滅的な被害 をうけやすくなり、生態系サービスを維持す ることが困難になる。    このように、一見、生物多様性が特に必要ないように考えられる生態系サービスにおいても、高い生物多様性が求められているのである。 よって、生物多様性が 生態系サービスにおいて重要な機能を担っており、この点において生物多様性を保全する意義があると私は考える。

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生物多様性ホットスポット

生物多様性は非常に広い考えであるが、私はその中でも生物多様性ホットスポットを中心に考えていきたい。生物多様性ホットスポットは、多様な固有の生き物がすむ生物多様性の豊かな34の地域であり、さらに絶滅の危機にも瀕している地域である。その合計の面積は地球上の陸地の2.3%にすぎないが、その地域に90%の生命が集中している。有名なホットスポットとして、マダガスカル、アンデスの山岳地帯、熱帯アンデス地域などがあげられる。日本のホットスポットに生息する脊椎動物種の約25%や、両生類の75%は固有種となっている。また国際的ではないが、日本景観生態学会東日本大震災支援特別委員は東日本大震災で被災した地域の「生物多様性ホットスポット」の地図化も行っている。国際的な生物多様性のホットスポットから、その国独自のホットスポットの発見まで様々な方法があり、より多くの生物、地域を重要視することが必要であると私は考える。

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電気料金かさ上げ

2012年7月8日 朝日新聞朝刊 東京電力が家庭向け電気料金を平均10.28%値上げする際、自己資本を実際の5倍以上で計算したため、値上げ幅が2%ほどかさ上げされてることが内閣府の消費者委員会の水上高央弁護士の調べで分かった。経産省はこれに対して問題がないと説明し、燃料費などを見直して値上げ幅を平均9%台にするべきだと提案している。枝野経産相は今後、値上げ幅を検討し、7月中に認可を出す方向である。

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津波の写真新たに

2012年7月10日 朝日新聞朝刊 東京電力は9日、福島第一原発内で昨年3月11日に撮影された津波の写真33枚を公開した。中には津波の到達点を知る貴重な資料になるものもある。東電は非公表としてきた理由について、すでに公表していた写真のほうが津波の規模を示すうえでは有用と判断したため、と説明している。

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臨床実験患者に伝えず

2012年7月10日 朝日新聞朝刊 慶応大学病院と宮崎大学病院で今春、患者らの同意がないまま臨床研究を実施していたことが発覚し、厚生労働省は国の倫理指針を徹底させる対策の検討を始めた。臨床研究には本来リスクを含めた説明や、研究内容が適切かどうか倫理委員会の審査を受ける必要もある。厚生労働省は来年夏に指針を改正する予定で近く有識者による議論が始まる。

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生物多様性を耳にする理由。

昨今我々は生物多様性という言葉をしばし耳にする。生物多様性とは、意味自体は地球境における生物の多様なあり方、といったような意味だが、この意味自体知っている人間はそれほど多くないのではなかろうか。この言葉自体は92年のリオの会議にて定義されたが、おそらく耳にするようになった要因は2009年のG20で生物多様性の保全に関する要項が討議されたからであろう。生物多様性の討議は、生物の保全に関するといっても過言ではなく、その要因の大部分に環境問題、特に温暖化の影響が関わっているのだと私は思う。もちろん外来種の土着による、生態系の崩壊などについても話し合われたのだろうが、やはり温暖化が与える影響についてが一番熱が入ったのだと思う。こればかりは一国だけでは改善しようもないとして、国家グループで取り組もう、ということなんだろう。とにもかくにも、G20は共同で何かを達成する、という一つの装置であり、その対象が今回の生物多様性であったのだと思う。私個人としても、こうした集団国家単位での環境配慮、対策というのは非常に重要で積極的に取り組むべきであったと思うが、特に日本はもう少し世間に分かりやすく広報してそれがいかに大切なものかを伝えるべきではなかっただろうか。少なくとも多くの日本人は最初に述べたように生物多様性の意味も知らないし、保全の価値などもあまり分かっていないだろう。

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生物多様性の価値とは

 近年、生物多様性を守ることの重要性がよく叫ばれている。そこで、なぜ、私たちは生物多様性を守らなければならないのか。つまり、生物多様性の価値とは、何なのかについてを下に書きたいと思う。まず、一番に挙げられることは、経済的な価値である。たとえば、食品や、医薬品ならびに、気温・気候の安定などは、生物の多様性に多大に依存しており、それらを失うことは私たちにとって大きなマイナスである。次にあげられることは、文化的な価値である。祭りや芸術など、私たちは、自然から様々なものを感受し、文化を多様化させている。これらは、目には見えづらいが、経済ならびに倫理的な面での大きな価値といえるだろう。                                            上記のように、生物多様性がもたらす価値は莫大であり、それを守ることがとても重要である。これは、逆を言えば、生物多様性の危機は、人類生存の危機とも考えなければいけないだろう。

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iPS細胞についてのテーマ別仕分け

私たちのグループは大まかには「成果」「国の支援」「作成」「研究」「特許」の5つに仕分けをした。「成果」を見るともともとの大きな課題が作成効率の悪さとガン化のリスクであったことがわかり、「国の支援」を見ると支援の枠組みは早い段階に決まり、そこからはあまり変わっていないであろうということが考えられるため支援に関しては最低限のレベルは満たしているだろうことが考えられる。「作成」はもちろん「研究」記事との関連性が高く、「研究」として記事になったものが後に「作成」記事として出てくる。また、この2つは「特許」との関連性も高く、「研究」「作成」が成功したという記事が出たのちに「特許」の記事が出てくる。「研究」「作成」の記事はiPS細胞の作成からiPS細胞を使っての応用へと変化していて、「特許」の記事は「作成」の記事にiPS細胞の作成が書かれた後大量に出たことから、「作成」の記事にiPS細胞を使っての応用が書かれたときにまた大量に出るのではないかと考えられる。

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生物多様性の利点、日本はどうするか

生物多様性という言葉はあまりに範囲が広く捉えづらい。よってここでは生物多様性がもたらすことを考えそれの利点、日本はどうすべきかについて書くこととする。  生物多様性を保全することには単に生き物を守るというだけでなく商業的にも利点がある。遺伝子組み換え食物やそれを利用した新薬の開発、バイオエネルギーなど近年では生物を使ったビジネスが活性化している。その結果単にそこらでみられるものだった草木が宝の山になることもあり、その利用について国際的なルール作りも進んでいる。生態系を守り生物多様性を残すことそのことはあらゆる可能性を今後のバイオビジネス、医療の発展に残すことにつながる。人工的なものと違い現在の技術では絶滅した動物を生き返らすことはできない。生物多様性を守ることとは未来の可能性を残すことに他ならないのである このようなことからいえるように「生態系を守ることは人類の義務である」と倫理的、感情的な問題から言っていた環境保全論者だけでなく、一般市民においても生物多様性を守ることの明確な利点が出てきたといえる。日本は特にホットスポットと呼ばれる固有種が多い土地の1つである。そのため特に日本では国をあげて在来種の保全に努め、生物多様性を守るべきであると思う。  

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