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病気遺伝子の急増

  米国立保健研究所などのグループは、29日付英科学誌ネイチャー(電子版)に、過去5千年から1万年で人のDNAには病気の原因となる変異が急増しているという遺伝子解析の結果を発表した。一般的には、生存に不利な変異が起きても自然淘汰されるはずだが、栄養状態や公衆衛生の改善による急激な人口増で淘汰が追い付かなくなったらしい。グループは今回の結果を「病気を起こす変異研究の新しい手法の開発につながる」としている。  

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鎮痛剤適量判断へ

朝日 朝刊 2012,11/29 東京都医学総合研究所などのチームが、同じ量の鎮痛剤を使っても患者によってよく効く場合とそうでない場合がある「感受性」を決める遺伝子の違いを突き止めた。鎮痛剤の適量は5~10倍の個人差があり、痛みが十分に取れないなどの問題があるが、適量がわかるような遺伝子検査が実用化されれば、強い痛みに悩むがん患者に朗報となるだろう。また、この結果は人の体で出したことに意義がある。

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放射線拡散予想図再度訂正

原発で重大事故が起きた場合の放射能拡散を予測した図に誤りが相次いで見つかっている問題で、原子力規制委員会は8日、新たな誤りを見つけたことを明らかにした。このため、大きな影響は出ないという会見を示しながらも8日に示す予定だった訂正図の公表を延期し、全国の原発で間違いがないか再度総点検することにした。

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藻から油

IHIは7日、藻の培養設備を報道陣に公開した。培養しているのは、神戸大大学院の榎本平教授らが独自に品種改良を重ねた「榎本藻」である。雑菌に強く、光合成だけで増殖する。重油に相当する質の高いバイオ燃料を量産できると期待されている。

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夢の国産資源

2012年10月3日 朝日 石油開発大手の石油資源開発は3日、秋田県由利本荘市にある鮎川油ガス田の泥岩層から、「シェールオイル」と呼ばれる原油を掘ることに成功したと発表した。シェールオイルは、日本で掘り出されるのは初めてである。鮎川油ガス田には現時点で、80万キロリットル(500万バレル)程度のシェールオイルが埋まっている可能性があるという。これは日本の原油消費量の1日分(445万バレル)強にあたる。秋田県全体では、原油消費量の1カ月分弱の1590万キロリットル(1億バレル)の埋蔵量があるとみられている。

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2012年10月9日 朝日 3面 iPS細胞の開発から5年、難病の仕組みの解明や新薬の開発の研究、再生医療に向けて国内外で研究競争が繰り広げられている。しかし、ガン化のリスクや雄雌とも体細胞から生命を誕生させることが理論上可能なことによる倫理的問題、新しい技術への国の制度の整備など問題は山積しており、実用化までにはまだ時間がかかりそうだ。

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2012年10月9日 朝日 1面 スウェーデンのカロリンス医科大は8日、今年のノーベル医学生理学賞を、京都大の山中伸弥教授らに贈ると発表した。授賞理由は「成熟細胞が初期化され多能性を持つことの発見」であり、皮膚などの体細胞から様々な細胞になりうる能力を持ったiPS細胞を作り出すことに成功したのである。これにより新薬開発への応用や再生医療の実現が期待されている。  

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電気料金かさ上げ

2012年7月8日 朝日新聞朝刊 東京電力が家庭向け電気料金を平均10.28%値上げする際、自己資本を実際の5倍以上で計算したため、値上げ幅が2%ほどかさ上げされてることが内閣府の消費者委員会の水上高央弁護士の調べで分かった。経産省はこれに対して問題がないと説明し、燃料費などを見直して値上げ幅を平均9%台にするべきだと提案している。枝野経産相は今後、値上げ幅を検討し、7月中に認可を出す方向である。

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津波の写真新たに

2012年7月10日 朝日新聞朝刊 東京電力は9日、福島第一原発内で昨年3月11日に撮影された津波の写真33枚を公開した。中には津波の到達点を知る貴重な資料になるものもある。東電は非公表としてきた理由について、すでに公表していた写真のほうが津波の規模を示すうえでは有用と判断したため、と説明している。

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臨床実験患者に伝えず

2012年7月10日 朝日新聞朝刊 慶応大学病院と宮崎大学病院で今春、患者らの同意がないまま臨床研究を実施していたことが発覚し、厚生労働省は国の倫理指針を徹底させる対策の検討を始めた。臨床研究には本来リスクを含めた説明や、研究内容が適切かどうか倫理委員会の審査を受ける必要もある。厚生労働省は来年夏に指針を改正する予定で近く有識者による議論が始まる。

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