カナデビアは東京都品川清掃工場で、ごみ焼却時の排ガスから二酸化炭素を高濃度化して9割以上回収する実証設備を完成させた。ゴミ焼却時の二酸化炭素を高濃度化する技術は世界初で、支援事業にも採択されている。ごみ焼却施設は設置場所が狭い都市部も多く、従来の二酸化炭素回収設備は大型で導入が難しい課題があった。本実証では排ガスを再循環させて二酸化炭素濃度を高め、小型設備で済む手法を用いることでコンパクト化を実現し、2031年の実用化を目指す。さらに、回収した二酸化炭素の一部を産業用に活用することも検討している。環境省の脱炭素目標に向け、ごみ焼却時の二酸化炭素削減と回収した一部の活用法確立が期待されている。
2026/10/6 日本経済新聞