農協改革 実効性カギ(やり直し)

2014年6月10日 読売新聞朝刊2面

近年、全国農業協同組合(JA全中)の地域農協の地域農協に対する一律的な指導権や多額な運用費を集める制度が問題となっている。これを受けて政府は地域農協の機種性向上のためにJA全中を廃止する規制改革案を提案した。しかし、これに対して農協の支持をうける議員が多い自民党は9日、異論を示した。具体的には組織の廃止ではなく新組織へと移行させ、規則などもJAグループに決めさせるというJAに配慮した案だ。だがこの案はJA全中に残る権限が強すぎる恐れもあるため、政府は反発している。

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