夢のエコ素材 実用化へ

2014年6月28日(土) 読売新聞夕刊1面

 政府は成長戦略の一環として、次世代の繊維である「ナノセルロース」の実用化を盛り込むことを決めた。ナノセルロースとは植物の細胞壁に存在する細かい繊維のことだが、これを加工して板にすると、鉄鋼の7~8倍の強度で重量は5分の1しかない夢の素材となる。この繊維が実用化されれば、自動車部品や建材などの幅広い分野に応用が可能になる。また、原料が植物なので環境にも優しい。
 実用化までは課題も多いが、政府は国内大手メーカーに呼びかけて研究会を発足させるなど、積極的な動きを見せている。

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