病気をスマートフォンアプリで治療する「デジタル薬」が日本で初めて実用化される。国内スタートアップが開発した禁煙治療用アプリが19日、厚生労働省から薬事承認の内定を受けた。
医療スタートアップのCureApp(キュア・アップ)が開発したアプリで、通常の医薬品のように医師が患者に処方し、患者がスマホにダウンロードして用いる。
臨床試験の結果では、アプリ併用者の禁煙継続率は外来診療のみの患者に比べ高かった。患者が体調やたばこを吸いたい気持ちなどをスマホで入力すると、アドバイスを表示。アプリによる励ましで禁煙を続けやすくする狙いだ。
(日本経済新聞 朝刊 2020/6/20)