負の側面 欧米諸国見直し

米国の黒人男性が警察官に暴行され死亡した事件を契機に、欧米諸国では奴隷制度や植民地支配に携わった歴史上の人物への評価を見直す動きが広がっている。英国の中央銀行と英国国教会は18日、19世紀までに銀行総裁や聖職者が、植民地や奴隷制度から利益を得ていた事実があるとして謝罪した。様々な分野への多額の寄付を行い、篤志家として敬意を集めた人々の原資が奴隷の過酷な労働で産み出されたことは広く知られてはいない。彼らの銅像の撤去要求も強まるが、負の側面も語り継ぐ必要があると指摘されている。

(読売新聞 6月25日 木曜日 朝刊 7貢)

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