ロシア 船舶型原発稼働

ロシアが開発した海上に浮かぶ船舶型の原子力発電所が2019年内にも北極圏で稼働する。産業用の船舶型原発は世界初で、可動性が高いため、発電所建設が難しい遠隔地に電力が供給できる利点がある。しかし、安全性への懸念は強く、環境保護団体グリーンピースは「自然災害やテロの脅威に対してより脆弱だ」と主張し、海上で事故が起きれば放射性物質の放出で海の汚染につながる可能性を指摘しており、導入に反対する。船舶型原発を開発したロスアトムは「原発と原子力船の安全基準を二重に満たしている。災害時にも沈まない」と反論している。(2019/9/18 日本経済新聞8面)

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