テクノシステム、石垣牛のふんで発電

機械メーカーのテクノシステムは牛のふんを使ったバイオマス発電所を沖縄県石垣市に建設し、2020年8月の発電開始を目指す。牛ふんを大型のタンクに集めて1ヶ月以上かけて発酵させ、取り出したメタンガスを燃焼して発電する。ふんは周辺の農場などから提供してもらい、ガスを取り出した後の廃棄物は肥料として農場に提供するという。発電能力は約550キロワットで、1300世帯の消費量に相当する。石垣市ではブランド和牛「石垣牛」の需要が高まっているが、悪臭のする牛ふんの処理が課題となっていた。テクノシステムは当面無償で排泄物を引き取り、発電した電気は固定価格買い取り制度(FIT)により1キロワット時39円で沖縄電力に販売する予定だ。
(2019/10/14 日本経済新聞 朝刊)
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