作成者別アーカイブ: 川村 健人

二章・三章

卒論二章・三章

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一章~二章 事例研究

卒論

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一章~三章

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一章~二章

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一章 高齢化の進行と孤独な高齢者

一章

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高齢者とIT 事例-2

ITを活用した高齢者サービスの事例②:世代間同居のためのマッチングサイト「nesterly」  空き部屋を貸し出したい高齢者と学生をつなぐP2P型のオンラインプラットフォーム。空き部屋の貸し借りと家事や雑務などの代行とを合わせてマッチングさせようとしている点が特徴で、貸主は空き部屋の情報以外に食材の買い出しや庭の手入れなど、賃料を減らす代わりに借主にやってほしいお手伝いがあればそれも合わせて投稿する仕組みだ。借主は場所や賃料をもとに空き部屋の情報を検索する。マッチングした貸主と借主は「nesterly」のチャット機能で直接コンタクトし、共同生活をスタートさせることができる。  「nesterly」が創設された米国では日本と同じく高齢化が進んでおり、こうした高齢者と若者とが互いに助け合う世代間同居がより広がっていきそうだ。 https://www.nesterly.io/ 高齢者向けIT機器の事例②:ペットのような愛されロボット「LOVOT(らぼっと)」  2018年12月にロボットベンチャーのGROOVE Xが発表したロボット。LOVOTは、産業用ロボットなどとは違い利便性を提供するロボットではなく、「そこにいるだけで人を幸せにする」というコンセプトのもと開発された家族型ロボットだ。特徴としては、触り心地が柔らかかったり、30~40度ほどの体温を保っていたりと、ロボットなのにペットのような生体感がある。他にも、体に無数のセンサーが付いていて、人の動きを認識して後ろからついてきたり、人とのかかわり方次第で性格が変化したりと、愛着がわくように作られている。  本体価格は1体29万9800円と少し高いが、高齢者の認知症予防やQOL(Quality of Life)の向上には間違いなく貢献するロボットと言えるだろう。 https://lovot.life/ その他の事例:高齢者専用VRプラットフォーム「Rendever」  高齢者のうつ病や認知活動の低下を解決すべく立ち上げられたMIT発のVRプラットフォーム。体が思うように動かず気持ちが内向的になりがちな高齢者でも、部屋にいながら世界を旅したり、芸術鑑賞をしたりできる。  Rendeverが重点を置くのは、複数人で体験を共有できるという部分で、これによりコミュニケーションが生まれて認知機能が活性化する。実際に同社の測定では、VR体験をした高齢者はうつ病や社会的孤立の訴えが低下し、幸福感が増すことが分かった。  Rendeverはデバイスの貸し出しを含めたサブスクリプション制をとっており、コンテンツにはスキューバダイビングやハイキングといったアクティビティから、世界各地の旅行などが含まれる。また、パーソナルなコンテンツも提供しており、家に帰りたいと訴えていた女性は、VRで家に帰ることができて涙を流して喜んだという。  VR技術は若者だけでなく、高齢者にこそ利用されるべきであるということをRendeverは示している。

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高齢者とIT 事例

ITを活用した高齢者サービスの事例:アメリカの異世代交流アプリ「Papa」  「Grandkids On-Demand(必要な時に孫を)」を掲げる同サービスは、“大学生と高齢者とをマッチングするサービス”だ。マッチングが成立した大学生は、スーパーへの買い物や病院の予約、家事手伝い、スマホの設定まで、生活のあらゆる側面をサポートする。  シニアがPapaのアプリに登録すると、Papaは同じく登録済みの大学生をシニア宅に派遣する。学生は車でシニアを医者まで送ったり、店に一緒に買い物に行ったり、家事やペットの世話をしたり、パソコン機器操作などを補助したり、話し相手になったりすることで報酬を受け取る。現在、300人の大学生がPapaに登録しているという。  Papaは現在、フロリダ州の9都市で事業を展開しているが、需要が大きく伸びているため、来年初頭にはアメリカの8州でもサービスを開始する予定だ。  Papaは、高齢者が抱く孤独感と、日常のちょっとしたときに「頼れる人がいない」という状況をともに解消してくれるマッチングサービスである。 https://www.joinpapa.com/ https://ideasforgood.jp/2018/10/10/papa-app/ 高齢者向けIT機器の事例:箱型デバイス「KOMP」  ノルウェーのNo Isolationという企業が販売している箱型の高齢者向けデバイス。インターフェイスはダイアルだけで、ダイヤルを回せばONとOFFの切り替えができる。普段は電源をONにすると家族からの写真が表示されるが、電話がかかってくると、ディスプレイに通知が表示されて何もしなくてもビデオ電話が始まる。  昔のラジオやテレビのような見た目をしていて、高齢者向けスマートフォンなどとは違ったなじみやすさがある。部屋の隅に置いておくだけで、写真が流れたり家族からの電話がかかってきたりするので、「どうせ使わない」という風にテクノロジーに対して懐疑的なシニア世代にも使ってもらいやすい。  KOMPは、こうした「違和感のない」デザインとインターフェイスによって、高齢者の孤独を生まないデバイスとなっている。 https://wired.jp/2019/05/04/phones-for-seniors-retro-video-phone/

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卒論 アウトライン

【参考文献】 ①『シニアよ、インターネットでつながろう!』牧壮 シニアが他者とのつながりを作るためにインターネットなどのIT(ICT)が役立つ。 社会参加を続けながら年を重ねていく「アクティブエイジング」 ②日本政策金融公庫「高齢社会に潜むビジネスチャンス」前田展弘 高齢者市場の特徴 高齢者市場の開拓視点、高齢者を「活かす・導く」視点、高齢者の「活躍ニーズ」 ③「超高齢社会の就労支援「高齢者クラウド」が、日本の労働市場を変革する」IBM アクティブシニアを人材と捉える。そのためにICT技術で何ができるか。 ジョブマッチング(GBERと人材スカウター) 「モザイク型就労モデル」の導入、UIなどの工夫、ヘルスケア機能 【言いたいこと】 これからの超高齢化社会では、リタイア後も社会参加を続ける「アクティブシニア」が重要な役割を担っていく。 そうしたシニアを人材として活かすためには、IT(ICT)技術の活用が不可欠である。 具体的には、シニア向けのクラウドソーシングサービスなど、シニアとシニアを必要としている人たちとがマッチングしやすいような環境づくりが必要になる。 その環境づくりにITが役立つということ、そして、シニアがITを「ツールとして使えるかどうか」という課題についても論じる。 【アウトライン】 1.はじめに 2.アクティブシニアの広がりと社会にとっての価値 3.アクティブシニアと社会をつなぐIT技術(事例) 4.シニアがITを操るための課題と工夫 5.結論

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高齢者市場についての現状調査

以下の参考文献に基づいて、高齢者市場についての現状調査を行った。 参考文献:日本政策金融公庫 調査月報10「高齢社会に潜むビジネスチャンス」前田展弘 2019年8月 https://www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/tyousa_gttupou_1910.pdf ・高齢者市場の規模 高齢者市場の規模は2012年の段階で100兆円に達し、以降毎年1兆円以上の規模で拡大していく見通しにある。日本の高齢者人口が現在約3500万人であるのに対して、2030年の世界の高齢者人口は約10億人に達する見通しだ。日本国内の市場で成功できれば、世界で飛躍的な発展につながる可能性がある。 ・高齢者市場の特徴 高齢者は健康状態、経済環境、家族構成、経験やキャリア、価値観に至るまで多様である。そのため高齢者市場は「多様なミクロ市場の集合体」といえる。 そのうえで前田氏は、高齢者市場は「1:8:1」の割合で三つの市場に分けられると説明している。 両端の1割の市場は、高齢者の一部を占める「裕福な富裕層向けの市場」と、一方で他者のサポートを必要とする「虚弱な高齢者向けの市場」である。残りの8割が「普通の高齢者市場」で、この「普通の高齢者市場」はニーズが他の2つの市場と比べて顕在化しにくいという点で、開拓の余地が非常に大きいと前田氏は述べている。 ・高齢者市場の開拓視点 前田氏いわく、高齢者市場を開拓するには以下の三つの視点から考えていくことができる。 ①高齢者を「活かす・導く」視点 ②高齢者の「QOL」の向上に貢献する視点 ③安心で活力ある「高齢社会を築く」視点 特に、①高齢者を「活かす・導く」視点は、高齢者の活躍ニーズやライフデザインニーズに対応している。これは高齢者を貴重な社会資源として捉え、彼らのセカンドキャリアをコーディネートまたはサポートする事業をイメージしている。具体的には高齢者の就労環境整備(軽労技術)や労働力合成技術開発などがこれにあたる。 ・まとめ この文献を読み、高齢者ビジネスの市場が拡大している現状と、多様なニーズで構成される高齢者市場の特徴について知ることができた。前田氏が取り上げた開拓視点のなかで①高齢者を「活かす・導く」視点というのが、まさに私が書評で示したアクティブな高齢者を支えるIT技術を推進するものであった。しかし具体的な事例については触れられていなかったので、やはり実際にIT技術が働く高齢者にとって有効に働いているケースを調べていく必要があると思う。

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書評『シニアよ、インターネットでつながろう!』

 本書は「すべてのシニアをインターネットにつなぐ」という理念で「一般社団法人アイオーシニアズジャパン」を立ち上げた筆者が、「高齢化社会と情報化社会の融合」をテーマに、シニアへ向けてインターネットの重要性と楽しさを伝える一冊となっている。全10章で構成されている。    第1章「シニアにこそインターネットが役立ちます」では、年齢とともに狭くなっていくシニアの世界を広げるために、世代や空間を超えた交流ができるインターネットはとても有効なツールであると述べている。また本章ではIT技術に弱いシニア「デジタルデバイデッドシニア」が生まれる要因についても考察しており、先入観・最初のとっかかりがつかめないこと・途中の挫折・身内の言葉の4つをその要因として挙げている。  第2章「もうシニアたちはつながって楽しんでいます」では、シニアがインターネットを使うことの最大の効果は「孤立」と「孤独」からの脱却であるとし、実際にFacebook等のSNSやポケモンGOなどのソーシャルゲームを通じて交友関係を広げるITシニアたちの事例を紹介している。  第3章「ITやインターネットは認知症にも役立ちます」では、情報技術の発展によって、認知症の人もインターネットを活用することができるようになったと述べている。認知症には医学的な治療が重要だが、日常生活上のサポートも効果的であり、iPad・iPhoneのメモアプリなどは「記憶に頼らず記録に頼る」生活を実現し、認知症患者の「失われた機能」を補うものだと筆者は説明している。  第4章~第6章では、シニアが混同しやすいOSの違いやSiriをはじめとするAIアシスタントの使い方などITに関する初歩的な解説をした上で、シニアが活用するべきアプリやインターネットサイトについて幅広く紹介している。また、リタイア後に第2の人生を歩むシニアにとって大切なことは「時間を有効活用すること」と「自分に何ができるかを考え、それを必要としている人にどうやって提供できるかを考えること」であり、それをサポートしてくれるのがインターネットであると筆者は述べている。  第7章・第8章では、シニアがインターネットを使う際のセキュリティ対策について触れ、インターネット上の写真や仮想通貨といった「デジタル資産」を保管する際の注意点についても解説している。  第9章「これからシニアの生きる世界はどうなる?」では、人生100年時代となった今、日本のみならず世界各国で高齢化が進行しており、生活の質を低下させることなく社会参加を続けながら年を重ねていく「アクティブエイジング」の活動が世界中で広がっていると説明している。また日本人が長寿な理由として「ソーシャル・キャピタル」という「助け合い」や「お互いさま」といった連帯意識の存在を挙げており、高齢者がそのような他者とのつながりを作るためにもインターネットなどのIT(ICT)が役立つと述べている。  第10章「一般社団法人アイオーシニアズジャパンとその活動」では、「IoS(Internet of Seniors)」の理念のもと、新しいシニア社会の構築を目指し活動を続けるアイオーシニアズジャパンの主な事業を紹介している。    IT技術が高齢者にどのような恩恵をもたらすか知りたくこの本を読んだが、筆者をはじめ意外にも多くの高齢者がすでにITやインターネットを活用し、交流を深めていること、そしてリタイア後も社会参加を続けていることが分かった。「社会から支えられるシニア」から「社会を支えるシニア」になっていかなければならないという筆者の主張どおり、これからはシニアが持つ多くの知見や技術を貴重な社会的財産として活かすべきだと思うので、今後はその手助けとなるようなIT技術について具体的に考察していきたい。 牧壮 著 ブレインワークス社 2019年12月10日発行

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