伊藤忠、中国富裕層開拓へ

伊藤忠商事は中国人富裕層をターゲットにした訪日観光事業に参入する。カタログギフト大手のリンベル(東京・中央)と組み、提携関係にあるタイ財閥企業の顧客網も活用しながら、訪日観光を売り込む。リンベルは複数の旅行商品を訪日客が自由に組み合わせられる旅行プランを提供する。商品内容は利用者ニーズに応じて随時見直す。2020年前半にもアリババグループが運営する中国最大級の旅行サイト「フリギー」への出店を検討する。背景にあるのは危機感だ。大手IT企業の米アマゾン・ドット・コムなどは実店舗にも進出している。伊藤忠はそうした企業に対抗するため、消費者により近く、需要をつかむことのできるビジネス展開を模索している。BtoB(企業間取引)のイメージが強い従来型商社からの脱却をめざす。(10/11 日本経済新聞 15面)

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