大学共通テスト、公平性に課題

大学入試センター試験の後継となる「大学入学共通テスト」の第1回が2021年1月16日、17日に行われることになった。国語と数学で記述式問題が導入され、英語はセンターが認定した7団体8種類の民間試験を活用する。民間試験の活用には慎重な声が多く、5月時点の文部科学省の調査では、国立大の4割は合否判定に活用せず出願資格にとどめるとした。また国語と数学で導入する記述式問題は、マークシート形式と比べて採点に時間がかかるうえ、採点者によって評価にブレが生じる恐れがある。共通テストの公平性を巡る疑問は消えておらず、本番に向けて課題はなお多い。
(2019/6/9 日本経済新聞 朝刊 総合)
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