オーストリア首相辞任へ

オーストリアの国会議会で27日、中道右派・国民党のクルツ内閣に対する不信任案が可決される見通しとなった。クルツ氏は「移民流入阻止」など右翼のお株を奪う政策を掲げて有権者の支持を集めていたが、不正疑惑を発端に、連立から追い出された右翼・自由党と最大野党の社会民主党が共に不信任案に賛成する方針となった。しかしクルツ氏の人気は根強く、オーストリアで26日に投票された欧州議会選では国民党は18議席のうち7議席を占める見通しであり、また9月に前倒しされる総選挙でクルツ氏が政権に返り咲く可能性もあり、政局の混乱が深まりそうだ。

(朝日新聞朝刊5/28 9面)

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