通行人 特殊メガネで識別

五月末、中国雲南省の省都・昆明の駅で、行き交う人々を銃を手にした武装警察がやぐらの上から見下ろしていた。民族対立を背景とするテロなどで治安が悪化する中、中国当局はハイテク眼鏡などを取り入れ警備体制を強化する。上側のフレームが暑い眼鏡を掛けて相手の顔を見ると、即座に警察のデータベースと照合され、容疑者の疑いがあると警告音が鳴る仕組みだ。
中国はネット空間の掌握を国家の安全ととらえ、「サイバー主権」を唱えるが、インターネット技術を生んだ米国が持つ、ネット空間の自由さと開放性を根本とする考えとぶつかっている。
(2018/6/4 朝日新聞 朝刊 一面)

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