中国のインターネット通販最大手のアリババグループが実店舗などの「リアル」の運営に力を入れている。この裏にはネット通販市場の成熟への危機感があり、好業績なうちにネットとリアルの店舗を融合させた「新小売り」の事業モデルを築く構えだ。アマゾンなどの同業者もネットとリアルの融合を目指すが、アリババが現時点で特に優れた新小売り像を示せているわけではなく、業績が好調なうちに先行投資の答えを出さねばならない。
2018年5月8日(火) 日本経済新聞 朝刊 11面
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