運輸業、脱デフレへ

運輸業界各社は昨年の秋以降、相次ぎ値上げに踏み切り、顧客離れを警戒しながらの価格転嫁は業績の改善に現れ始めた。3月の日銀企業短期経済観測調査によると運輸・郵便の17年度の売上高経常利益率は1983年度以降で最高となった。一方で、小売業界はイオンやセブンイレブンなどが値下げをしたものの17年度の業界全体の経常利益率は2.9%と前年度と比べてほぼ横ばいだった。運輸のような「優等生」が今後も増えていくかは、賃上げの裾野の広がりが大きな役割を果たすだろう。75CA636F-B024-46E9-95D3-046DCFE03F6C

(日本経済新聞4/23 3面)

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