サッポロビールPB受託生産、安売り規制に対応

サッポロビールがイオンPB向けに自社ブランドを表示しない商品の生産を始めたことが分かった。ビール系飲料はこれまでイオンなどの小売企業のブランドとメーカーブランドの双方を併記する商品はあったが、大手ビール会社が生産受託に徹するのは初めて。6月に施行された酒類の安売り規制でビール系飲料が値上がりするなか、通常の第三のビールより1~2割安いという低価格を武器にシェア拡大を狙う。国内のビール系飲料の出荷量は16年まで12年連続で縮小。安売り規制の影響でビール各社の苦戦が続いており、一定の販売数量が見込めるPBの受託生産がビール系飲料にも浸透する可能性がある。

2017/7/12 日本経済新聞

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