豊洲に予定の商業施設、運営会社が撤退示唆

築地市場の豊洲市場への移転を巡り、豊洲市場内に設ける予定の商業・観光施設の運営事業者に決まっている万葉倶楽部が、撤退する可能性を都に伝えたことが分かった。小池都知事が先月示した、豊洲市場に移転後、築地市場の跡地を再開発し、「食のテーマパーク」などにする構想に対し同社は、築地に豊洲の施設と競合するような商業施設ができた場合、採算がとれない可能性があるとして、都に再開発の詳細な説明を求めたという。同社の担当者は「築地のにぎわいを豊洲に引き継ぎ、豊洲ブランドを作るという都の方針を踏まえて事業に応募した。採算の前提条件が変わってしまう」と話す。一方、都は「事業を推進できるよう、誠意をもって事業者に対応している」としている。
2017/7/12 朝日新聞朝刊

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