【最後の最後までわからない】

そのときは取るに足らなく思えた選択が、いつの日かきわめて重要になる場合もある。そしていまはとてつもなく重要に思える選択が、あとになってどうでもよく感じる場合もある。われわれは最後の最後までけっして知りえない。それに、すべて自分しだいで決まるわけではないのだから、最後の最後になってもわからないかもしれない。言い換えれば、人生には明確な「結果」があり、そのときになればある行動の意味を最終評価できるという考え方そのものが、都合のいい作り事に等しい。

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