水俣病苦しみ消えず、公式確認61年で慰霊祭。

「公害の原点」ともいわれる水俣病は1日、公式確認から61年を迎え、熊本県水俣市で犠牲者慰霊式が開かれた。慰霊式では午後1時半ごろ、「水俣病慰霊の碑」そばの鐘の音が鳴り響き、患者や遺族ら約700人が犠牲者の冥福を祈り、約1分間黙とうをささげた。熊本・鹿児島両県では2千人を超える人が認定審査を待っているとともに、認定基準を巡る訴訟も相次いでいて、山本公一環境相は「国として責任を持って問題解決にとりくむ」と述べた。

2017/05/02 日本経済新聞 朝刊

カテゴリー: 新聞要約   パーマリンク

コメントを残す