無認定施設で勝手に新出生前診断

妊婦の血液から胎児の染色体異常を調べる新出生前診断について、日本産科婦人科学会の定める指針に反し無認定で実施している施設があるとして日産婦含む5団体が検査中止を求めた。指針では妊婦に検査の意義や結果を正しく説明するためにカウンセリングの体制整備を規定しているが、今回3つの施設でカウンセリングが不十分なまま検査したり、対象外の異常を診断したりしていた疑いがあるという。日本医師会会長は今回の状況は極めて遺憾であるとし、「一定の倫理的制御をもって検査すべきだ」と指針の順守を呼びかける。

2016.11.20 日本経済新聞

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