喫煙量多いほど遺伝子に突然変異

国立がん研究センターと理化学研究所等が、たばこを吸う本数が多いほど遺伝子の突然変異数も増加することを突き止めた。遺伝子の突然変異により発生するがんの原因の一つが喫煙とされてきたが、今回調べたところ肺、口腔、肝臓等6種類のがんで喫煙による突然変異の有意な増加が見られ、特に肺がんでの変異数が最も多かった。患者の喫煙歴からの推計では、毎日たばこを一箱吸うと肺がんでは150個の突然変異が起こり蓄積する。喫煙ががんの発症率を高めることが今回改めて確認された。

2016.11.4 日本経済新聞

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