石油業界 苦境

石油元売り大手の出光興産と昭和シェル石油が13日、出光の創業家による反対を理由に合併計画の延期を発表した。反対の理由として「出光の創業精神を守る」ことを挙げている。これに対し出光の社長は「人間尊重」などの創業精神を守りつつも、石油の国内需要が減少する厳しい経営環境に対応するには、合併が不可欠との考えを示した。国内で急速に進む需要減は経営面の打撃になっている。合併による規模の拡大で、海外展開の加速や新規事業への投資を一刻も早く実現するのが両社の狙いだ。

読売新聞 2016年10月14日 経済

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