ノーベル賞に大隅氏、細胞内の「リサイクル」解明

スウェーデンのカロリンスカ研究所は3日、2016年のノーベル生理学・医学賞を、植物や動物など生物が細胞内で不要なたんぱく質を分解して再利用する「オートファジー(自食作用)」の仕組みを解明した東京工業大学の大隅良典栄誉教授に贈ると発表した。オートファジーとは細胞がたんぱく質をリサイクルする現象だ。不要になったたんぱく質や、機能が落ちた分子を分解して原料に戻し、新たなたんぱく質を作る。感染症、生活習慣病などへの関与が指摘されている。治療への応用の可能性が出てきたことで一気に注目が高まった。

日本経済新聞 2016年10月4日 朝刊 1面(一面)

カテゴリー: 新聞要約   パーマリンク

コメントを残す