日本産科婦人科学会は、国内の医療機関で2014年に実施された体外受精が39万3745件で、うち4万7322人の子供が生まれたと発表した。国内では1983年初めて誕生して以来体外受精で生まれた子は累計43万1626人。実施件数の4割は40歳以上が占めていたが、出産に至った割合は30歳で20.6%、35歳で18.1%、40歳で8.8%、42歳で4.4%と加齢と伴に低下した。晩婚化などを背景に不妊治療は年々拡大し、実施件数、出生数ともこれで過去最多の数値となった。
2016.9.17 日本経済新聞 朝刊