韓進海運破綻、アジア発の荷動き停滞

韓国の海運最大手、韓進海運の破綻を契機に世界的な物流の混乱が続いている。荷役費用の未払いリスクから各国の港湾で船舶が入港できなくなり、同社が主力とするアジア―米国間の荷動きが滞っている。韓国政府は物流の正常化に向け、韓進グループやオーナー家と共に荷役費用の支援に乗り出した。ただ荷主側の韓国や米国などのメーカー、小売りにとって米年末商戦への打撃は避けられないとの見方が強い。11月末から始まる年末商戦に向け商品調達を本格化する米企業にとって物流の遅れは深刻だ。

日本経済新聞 2016年10月2日 朝刊 4面(国際)

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