米で三人の遺伝子持つ子供が誕生

新たな体外受精の技術で、三人の遺伝子を受継ぐ子が誕生したと、NYの不妊治療クリニックのチームが明らかにした。ミトコンドリアに異常をもつ卵子から核だけ第三者の卵子に移植し精子と体外受精させることでミトコンドリア病の予防になると期待され英国でも臨床応用が承認された。だが安全が確立された訳ではなく、移植による核の入替え実験では異常なミトコンドリアが混じり増殖したと示すものもある。この実験を行った慶応大学山田助教授は、安全性や長期的影響は分かっておらず、丁寧に予後を見ていく必要があると指摘する。

2016.9.29 朝日新聞 朝刊 総合面

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