ゲノム編集、利用はどこまで

遺伝情報を変えられるゲノム編集技術「CRISPR/Cas9」を発見したシャルパンティエ博士が朝日新聞の取材で「この技術はヒトの生殖細胞で使うべきではない」と語った。CRISPR/Cas9は元々細菌がウイルス感染から身を守るための仕組みで、シャルパンティエさんらは遺伝性の病の治療に生かす研究を進めているが、ヒトの生殖細胞の遺伝子も変えられるため、デザイナーベビーに繋がることを懸念している。「生殖細胞への利用は危険性があり正当化されない。病気の治療や予防に使うべき」と訴えた。
2016.7.14 朝日新聞 科学面

カテゴリー: 新聞要約   パーマリンク

コメントを残す