発達障害の原因として特定の遺伝子を解明

大阪大学の神経科学の研究チームが、注意欠陥多動性障害(ADHD)などの神経発達障害は特定の遺伝子の重複によって引き起こされることを突き止め、米専門誌に発表した。実験はマウスで行ったが人でも発症原因になっているとみている。チームは「マイクロRNA484」という遺伝子に注目し、これを重複して持つマウスには胎児期に神経細胞が過剰に作られ、生後には多動の症状を示した。今後この遺伝子をターゲットにした新しい治療法開発の可能性に期待が寄せられる。

2016.7.6 日本経済新聞 朝刊

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