長寿物質 初の臨床実験へ

マウスにニコチンアミド・モノヌクレオチドという物質を投与する実験で、老化に伴う代謝や目の機能などの低下が改善されることがわかってきた。この物質を人間に投与する臨床研究を、慶応大と米ワシントン大が来月にも国内で開始する計画である。計画の妥当性など慶応大の倫理委員会で承認されれば、まずは10人程度の健康な人への投与で安全性を確認し、その後数年かけて、体の機能の改善効果の有無を調べていく。国は来年度から、老化抑制研究の支援に本格的に乗り出すことにしており、この臨床研究にも注目している。

6月21日読売新聞

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