大手企業によるAI技術者の争奪が電機、自動車を中心に激化している。ソニーは新卒採用に専門枠を設け、日立製作所も米の開発拠点で現地のAI技術者100人を採用する。ホンダは9月にAIの研究拠点を都内に新設し更に異業種との連携を強める。ただ大学が輩出する人材が企業の需要に追いつかず、世界的には数万人規模で不足しているのが現状だ。企業の中には、数学や機械工専攻者の中からプログラミング言語やデータ分析に長けた人を集め研究者として育てようとする試みもある。
2016.6.10 日本経済新聞 11面
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