医療規制緩和への足がかり

 2012 0606 日経 朝刊 一面

政府は、再生医療実用化までの手続き緩和の検討に入った。六月六日にまとめる今年度からの五ヵ年戦略にこれを盛り込み、来年の通常国会で、薬事法改正案を提出する。薬事法には、医療品の治験には三段階あり、再生医療には、三段階のうち、多数の患者に投与、の手続きを省略する検討に入った。これが成立すれば通常10年以上かかる治験が、4~5年程度短縮され、再生医療の研究に弾みがつくと見ている。また五カ年計画は、医療機器の販売許認可も見直す。許認可にかかる時間を短縮し、開発や改良を促進し、国内メーカーの競争力をあげる狙い。

 

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