認可保育所、増加に伴い品質に課題

待機児童問題解消のため認可保育所が増える中、その品質が問題視されている。東京23区内のある保育所では、認可保育所に認定された途端保育士が次々に辞め運営が困難になった。地元区は転園希望者を優遇する異例の措置をとり新規募集も停止。原因は、認可保育所になることが決定した後運営会社の株式譲渡により経営者が変わったことだった。園の名前、保育内容の変更が保育士に動揺を与えたという。また保育士数や面積等の基準を満たしていれば自治体は認可せざるをえず、一度認可すれば取消しは難しい。基準を厳しくすれば参入のハードルが上がり数が増やせなくなるという問題もあるようだ。

2016.5.2 朝日新聞 朝刊 26面(社会)

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