三菱商事、福島の農家とワインで挑む

2015/03/26  日経産業新聞  21ページ

三菱商事が復興支援で新たな取り組みを始めた。福島県郡山市と地元の果樹農家と手を組み、傘下の財団法人が建設する醸造所でワインをつくる。農家が生産、加工、販売までを手掛ける「6次産業化」の新しい事業モデル確立に挑戦。最大の特徴は財団が醸造所を運営する法人を設立し、主体的に事業にかかわることだ。コメを買い上げて日本酒をつくる案もあったが、県内には酒蔵が多い。果物の加工を検討したが、初期投資が少なくて済むジュースやジャムの製造設備はすでにある。行き着いたのが投資額が大きく、市内には専門設備が存在しないワインの醸造所だった。将来的に醸造所の運営を農家に移す方針。

カテゴリー: 新聞要約   パーマリンク

コメントを残す