2014/06/30 日経MJ 5ページ
今、消費者のエコカー選びの視点が変わりつつある。もともと燃費重視で選ばれていたエコカーだったが、今ではデザインを重視する流れがあるようだ。企業もニーズの変化を嗅ぎとり、デザイン重視の個性派エコカーに力を入れている。
6月27日、光岡自動車からクラシックカーのような外観のHVが販売された。光岡自動車にとって初のEVで、完全受注生産になっており、価格は300万円ほどである。
また、三菱自動車もHVとEVの長所を融合したプラグインハイブリッド(PHV)を開発中だ。大型SUV「パジェロ」を連想させる外観で、セダンの多いエコカー市場の中で差別化を図る。
さらに、今年トヨタから発売される燃料電池車は700万円前後で、今は高価だが普及によって低価格化が進むことが予想される。低価格化+燃費+デザインで、エコカーを選ぶ傾向は高まりそうだ。