出生率1.20で過去最低

厚生労働省は5日、2023年の人口動態統計を発表した。1人の女性が生涯に産む子供の数を表す合計特殊出生率は1.20で過去最低を更新した。出生率は16年から8年連続で低下しており、これまでの最低は22年と05年の1.26だった。地域別にみると出生率が最も低いのは東京都の0.99だった。1を割り込んだのは東京だけだった。21年の出生動向基本調査によると「結婚したら子供を持つべき」と答えた人は15年の調査と比べ、男性が20.4ポイント、女性が30.8ポイント減った。価値観が多様化し、子供を持つ優先度が下がっている。

2024年6月6日 日本経済新聞日刊1ページ

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