欧州中銀4年9か月ぶりに利下げ

欧州中央銀行(ECB)は6日、4年9か月ぶりの利下げ開始を決めた。急激なインフレが収まりつつあり、歴史的な高水準にある政策金利を調整できる状況になってきた。ECBは政策金利の一つで市場が注目する中銀預金金利を3.75%に引き下げる。主要政策金利は4.25%で利下げ幅はそれぞれ0.25%とした。ラガルド総裁は6日の記者会見で、これまでのインフレ基調の推移や物価の見通しを踏まえ「金融引き締め度合いを緩めるのが適切だ」と説明した。2%の物価目標の達成に向けて「必要な限り高い水準の金利を維持する」とも語った。

2024年6月7日 日本経済新聞日刊3ページ

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