総務省が24日発表した4月の消費者物価指数は変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が前年同月比で2.2%上昇し、2年8ヵ月連続で前年同月を上回った。エネルギーは0.1%上がり、前年の0.6%下落から上昇に転じた。資源価格の上昇や円安が影響し、ガソリン価格の上昇が加速したほか、都市ガス代のマイナス幅が縮まった。再生可能エネルギー普及のため国が電気代に上乗せしている「再生可能エネルギー賦課金」の上げが5月の電気代に反映され、物価高対策として進めてきた電気代やガス代を補助する事業は5月使用分で終了するため5月以降は光熱費の上昇が加速しそうだ。
2024年5月24日 日本経済新聞夕刊3ページ