中部電力初の地熱発電所 地元温泉地と協力体制

中部電力グループが12月、岐阜県高山市の奥飛騨温泉郷でグループ初となる地熱発電の運転を始める。湯量の減少や泉質・温度変化に対する温泉事業者の懸念もあり、反対運動が繰り広げられる事例が多い。中部電力は熱水を無償供給や、発電所のPR館を整備し、観光客の誘致を後押しするなど、きめ細かな対応で協力関係を築いた。年間発電量は約1400万kW時の見込みで一般家庭約4000世帯の年間使用料を賄うことができる。今後も湯量や泉温をモニタリングする体制を整え、地元との信頼関係を維持することが欠かせない。

2022/10/6 日本経済新聞 地元経済面中部7ページ

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