日本企業、報酬調査の活用拡大

日本企業で職種別の賃金相場を調べるサービス「報酬サーベイ」の利用が増えている。サービス世界最大手の米マーサーでは2022年の利用企業数は430社と2年で倍増した。報酬サーベイは企業へのアンケートをもとに、職種ごとの賃金相場をデータベース化するサービス。サイトで職種や等級を入力すると該当する賃金のデータを閲覧できる。登録が増えた背景にあるのが、ジョブ型雇用の普及だ。日経新聞が5月にした調査では、ジョブ型雇用を導入済みの企業は10.9%で、今度導入予定の企業は12%だった。デジタル分野では従来の年功型賃金では、人材の獲得は難しいとされているため、世界基準の賃金の支払いが求められている。

(2022年11月22日 日本経済新聞 朝刊16ページ)

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