海洋温度差発電 コスト減に挑む

海水の表層と深部の温度差を利用して電気をつくる海洋温度差発電が注目を集めている。太陽光や風力を使った発電は天候に左右されるが、変化の少ない海水の温度差を利用するため安定的に電力を生み出せる利点がある。安定発電には成功したが、水力発電用のダム並みの費用がかかるという。そうしたなか、商船三井が久米島で1000キロワット級の新たな発電所の造成に乗り出した。 研究所は、最終目標として1キロワット時あたり10円以下の実現を掲げ、池上所長は「経済利用に耐えられるレベルになる」と期待する。

2022/10/07 日本経済新聞 13ページ

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