ユーロ圏 来年の成長率予測が0.3%に

欧州連合(EU)の欧州委員会は11日公表した秋の経済見通しで、ユーロ圏の2023年の実質成長率を0.3%と前回7月の1.4%から下方修正した。物価上昇率は6.1%と高止まりする。ウクライナ危機による資源高騰を背景にインフレと景気後退が同時に進むスタグフレーションの懸念が強まる。欧州委は当初、個人消費の持ち直しをけん引役にコロナ禍からの景気回復が進むとみていた。そのシナリオがウクライナ危機の資源高騰により狂い、景気後退につながったとみている。

(2022年11月12日 日本経済新聞 朝刊5ページ)

カテゴリー: 新聞要約   パーマリンク

コメントを残す