赤ちゃん本舗、経営理念を改革

セブン&アイ・ホールディングス傘下の赤ちゃん本舗は、少子化の波にさらされ続けるベビー用品業界で生き残りを目指している。

社員一人ひとりが企業成長を意識するには、共通の指針となる「情緒的価値」の創造が必要と判断し、思い切ってロゴや経営理念を変える決断をした。社外持ち出し厳禁のブランディングノートを社員一人一人に持たせる程の徹底ぶりだ。業務改革を務める味志謙司はセブン&アイからの出向で、外様のヨーカ堂社員と生え抜き社員をつないだ創業理念を変えるのにはためらいもあったようだ。

今ではグループ会社から、リブランディング導入を手伝ってほしいと依頼があるが「社長自身がやると言っていないならやらない方がよい。トップがその気になっていない言葉が浸透することはない」とあえて突き放している。

「リブランディング」で価値創造 社員一人ひとりに改革植え付け 赤ちゃん本舗社長 味志謙司氏(リーダーの肖像)

2022/11/18 日経産業新聞 16ページ 2101文字

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