政府は14日、2022年版自殺対策白書を閣議決定した。自殺者数の動向について、新型コロナウイルス流行前の15年から19年までの5年間と21年を比較して分析。男女とも20代以下で増え、コロナ禍で若年層の自殺増が目立つ。21年の自殺者数は全体で2万1007人となり前年より74人減ったものの、コロナ流行前の19年より838人多く、高止まりとなっている。自殺の原因・動機を見ると、コロナ流行前と比べ、女子高生のうつ病など精神疾患による健康問題が特に増加していた。
若者自殺コロナ禍で増 流行前と比較、10代以下29%増
2022/10/15 日本経済新聞 夕刊 7ページ