AIチャットで児童の心ケア

NEC子会社のNECネッツエスアイは東京学芸大学と児童の心をケアする取り組みを始めた。政府の「GIGAスクール構想」で児童1人につき1台配布された端末を活用し、児童が自らAIチャットボットを使ってそのときの気持ちを答える。朝の会では体温など健康状態を入力すると同時に、そのときの気持ちを選択肢の中から選ぶ。帰りの会では一日の振り返りとして、その日のよかったことを3つあげ、チャットボットと少し会話してから下校する。「いじめられた」などの言葉を使った場合は、どの児童に注意が必要かを示すアラートが先生に向けて出る。コロナによる児童を取り巻く環境の変化で、それぞれの子どもに寄り添った丁寧な対応が必要だが、すでに多忙な教師にとって容易ではない。活用方法が確立されていない端末が、こうした問題の解決の一助につながると期待されている。

AIチャットで子どもの心ケア NEC系、小学校端末を活用 2022/11/08 日経産業新聞 4ページ 1159文字

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