白書、アンコンシャス・バイアスに警鐘

政府が閣議決定した2022年版の男女共同参画白書に貫かれている考え方は「もはや昭和ではない」だ。経営者や政治家など男性指導層がアンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)にとらわれている。昭和時代に基礎が固まった社会保障・税制の多くが「夫婦と子供2人」を標準に設計された。しかし、令和の50~60代独身女性のおよそ半数は離婚経験をもつ。20代女性の約5割、男性の約7割には配偶者や恋人がいない。母子世帯など、真に助けを必要としている人に的確な支援策を届ける必要がある。

白書が示す家族像の移ろい 昭和世代の指導層に警句

2022/06/23 日本経済新聞 朝刊 5ページ 1422文字

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