定住外国人半数以上が「非正規社員」 昇給遅い

長く日本で働きながら正社員になれない外国人が多いことが、国の賃金構造基本統計調査を分析して分かった。厚生労働省によると、国内の外国人労働者は約172万人。その内、フルタイム労働者の47%が非正社員だった。勤続5~9年でも36%が非正社員である。同じ勤続期間での日本人非正社員の割合は16%だった。正社員と非正規社員では賃金に大きく差が出るが、日本企業では日本語力を重視するため日本語やスキルの低い外国人が正社員として安定した収入を得ることは難しい。今後、働き手を確保し活力を生むには、働きながら日本語やスキルを磨ける仕組みなど外国人を育てようという企業意識が求められる。

定住外国人「正社員」に壁 昇給遅い非正規、日本人の倍 生活描けず来日敬遠も
2022/06/09 日本経済新聞 朝刊 1ページ 1226文字

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